まさに血湧き肉躍る「キングダム」
こんにちは。
今日は、最近観た映画「キングダム」について。
紀元前245年、中国春秋時代が舞台。
(これくらいは、ネタバレにならんだろう。。。)
漫画で出ているものの 、実写版らしい。
近年の人気俳優と、脇を固める重鎮俳優陣、圧巻。
そして、ワンオクのエンディングテーマ!
ONE OK ROCK: Wasted Nights [OFFICIAL VIDEO] - YouTube
シビレます。
時代設定の割には「ダサい」とか現代用語が出てきたり
中国設定と思って見始めて、初っ端から日本語だったのでちょっと戸惑ったけど
かなりよかった!!!
結局、ポジションを狙ってクーデターを起こす人間模様。
大きな意味での兄弟喧嘩、いつの世も変わらない。。。
組織分裂も同じこと。
自分の宇宙からみたら、全てが正義の論理展開になるのは必至。
人間機能、脳の仕組みからしたら、そーだよね。
その自分の正義に、どれだけ多くの人の涙や血が流れていると言うのか。
その正義は、その涙やたくさんの人間の人生・命の上に成り立っているものとして、
宇宙の外からみて、本当に客観的な正義であるのか?
自分と他者を分けて境界線を引く以上、
本当の客観的な事実はどこにもない。
あと、大きな組織のリーダーたるものどうあるべきかも
考えさせられた。
他者の命をどう未来に活かしていくのか。
過去の恨みつらみで、”今ここ” を無駄にするのか。
未来に向けて、”今ここ” 何をすべきかを考えるのか。
その瞬間こそ、リーダーの才覚が問われる。
ここから余談に入りますが(笑)
映画を観ている周りの女子と、明らかに違う反応の私。。。
(映画にジャニーズが出ていたりすると、
隣でわーきゃーやってる女子のタイミングと
明らかに私が笑ったり泣いたりするタイミングがいつも違う。。。)
誰かが殺されたとか、ピンチ!という人間的なシーンに
正直、私の心は動かない。
ただ背中や壁だけが写っているとか、
観ているこちら側に何かをイメージさせるようなシーンとか、
脈略から布石を繋いで行って表現された人間の思いとか、
個人や自己を超えた他者や全体を優先する意志とか、
そんなところに私はグッときてしまう。
心や意志が、次の時代へ紡がれる美しさ。
肉体が朽ちても引き継がれる意志の強さ。
目には見えないがそんなとこに感動できるアンテナは、
いつでも持っていたいと思う。
前のMy Storyに散々書いたが、
この令和の時代になって思うのは、
戦争を経験した全体主義の母に育てられたことは、
私の人生において大きな宝物のようなもの。
自分よりも相手の気持ちを大事にする和の心。
Beautiful Harmonyの心を古来から継承している和の文化。
中国を舞台にした映画をみて
日本人の心を改めて感じた「キングダム」。
(笑)